inolytictherapy3月28日5 分セラピストの国語辞典4〜「自己責任論」「自己責任論」はわりとトレンドの言葉かもしれません。国語辞典として取り上げるのはいかがなものでしょうか。しかし、一見すると心理療法と相性が悪い言葉でもあるので、専門家の見解を示しておくことは大切かもしれません。 「自己責任論」が問題になるのは、人の不幸の原因をなんでもかんで...
inolytictherapy2月9日6 分セラピストの国語辞典3〜「自信」「自信がない」という悩みは臨床においてもよく聞かれます。人の悩みの種としてもよく理解できるものでしょう。自信のなさの背景にしばしば見られる不安は、「人からどう思われるかわからない」といったものです。「わからない」とぼかしていますが、実際はかなり具体的に怖いことを想像していま...
inolytictherapy2022年11月17日5 分セラピストの国語辞典2〜「責任」今回は「責任」という言葉を取り上げてみようと思います。「責任」という言葉はしばしば重く受け止められているように思われます。つまり、できれば背負いたくないようなものとして・・。それは、おそらく、「責任」という言葉が、「なにか問題が起きたときに罰を受ける役」という意味で捉えられ...
inolytictherapy2022年10月6日4 分セラピストの国語辞典1〜「ごめんなさい」分析セッションにおいてしばしば話題になる言葉というのがあります。それらは、日常生活においてもありふれた言葉なのですが、それだけに各人が微妙に、ときには大いに、異なるニュアンスで使っているため、相互の誤解を生じやすい言葉たちでもあります。...